はじめまして「はり・きゅうKEI」の平岩です
行徳・妙典の地で女性特有のからだのお悩みに寄り添い続けて40年以上。
千葉県鍼灸マッサージ協同組合理事を務めております女性鍼灸師です。
患者さんや地域の皆さんからは親しみを込めて「KEIさん」と呼ばれています。
突然ですが、みなさんは「鍼灸師」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
「なんだか痛そう」
「静かな部屋で黙々とツボに針を刺す気むずかしい職人」
「怪しげなツボの絵をバックに不敵な笑みを浮かべる仙人」
もしかしたら、そんなイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれません(笑)
ですが、私にとって鍼灸師という職業は決して黙々とツボを探すだけの仕事ではありません。
それは、人と深く関わりながら、ともに笑い、ともに悩み、からだと心の歩みをひとつずつ揃えて進んでいく仕事なのです。
今回は、私がなぜこれほどまでにこの仕事に惚れ込み、誇りと情熱を持って鍼(はり)を打ち続けているのか。
そのルーツと妥協なき想い、そして愛すべき患者さんたちとの日々についてお話ししてみたいと思います。
柔道場と鍼灸の香りに囲まれて『私が鍼灸師になった理由』
私は生まれも育ちも京都です。
実は我が家、ちょっと珍しい「治療家一家」でした。
おじいちゃんは「錦風館」という柔道の道場を開き、柔道整復師として接骨院を営んでいました
父はその跡を継いで同じく柔道整復師、そして母は鍼灸師。
幼い頃の私の日常には、いつも接骨院や鍼灸の温かい空気感と両親を頼って訪れる患者さんたちの姿がありました。
毎日、不調や痛みを抱えた方々と向き合い、親身になって手を差し伸べる両親の背中を見て育つ中で、私の中に自然と強い思いが芽生えていきました。
「私も体にいろんな悩みを持つ方や痛みに苦しむ人の役に立ちたい」
「お父さんやお母さんのように人に寄り添う生き方がしたい」
その素朴で温かい動機こそが私の原点です。
脈々と受け継がれてきた「手当ての心」が、いまの私の施術の根底に流れています。
教科書は『知恵の入り口』本当の先生は『目の前のあなた』
鍼灸の技術や知識というのは、もちろん専門書を読み込み数々の研修会に参加して身につけていくものです。
「東洋医学の奥義ここにあり!」と言わんばかりに難解な古典を紐解きツボの位置を骨や筋肉のラインからミリ単位で叩き込む。
プロとして当然の修練であり基本中の基本です。
しかし、長年この道で鍼を握り続けてきて心底痛感していることがあります。
それは「本当に大切なことは、すべて患者さん自身が教えてくださる」ということです。
教科書には「この症状にはこのツボ」と書いてあります。
ですが、人間のからだはロボットのパーツ交換ではありません。
同じ肩こりや腰痛、あるいは女性特有のお悩みであっても、その背景にある人生は一人ひとりまったく異なります。
「最近仕事が忙しくて気が休まらない」
「ご家族の介護で自分のからだを後回しにしている」
「実はちょっと人間関係でモヤモヤしていて…」
お体の裏側には、その方だけのストーリーと日々一生懸命に生きている姿が詰まっています。
患者さんとじっくり向き合いお話に耳を傾け、お体の微妙な変化や肌のぬくもりに触れる。
長く通っていただく中で「あ、今日の〇〇さんは少し呼吸が浅いな」「今日は顔色がパッと明るいな」と言葉以上の声を感じ取れるようになっていきます。
その方の体質、生活習慣、そして心の波。
それらを丸ごと理解して初めて、その人の「いま」にピッタリ合った、命の輝きを呼び覚ます鍼灸ができるのです。
からだが本来持っている「自ら治ろうとする力(自然治癒力)」を引き出すためのお手伝いをする。
私にとって患者さんは、いつだって最大の学びを与えてくださる人生の大先輩であり本当の先生なのです。
なぜ『安売り』をしないのか? 職人としての矜持とプロの価値
ここで少し、私の施術に対する譲れないこだわりについてお話しさせてください。
世の中には「初回限定〇〇円!」「今だけ半額キャンペーン!」といった魅力的な言葉があふれていますよね。
お得感があると、つい惹かれてしまうお気持ちもよく分かります。
ですが、私は基本的に値引きや安売り、安易な値下げというものをいたしません。
「えっ、KEIさんって意外と商売っ気がないの?」「強気なサロンなの?」と思われるかもしれません(笑)
でも、これには絶対に譲れない理由があるのです。
私の施術は、一時的に気持ちよくなっていただく時間ではありません。
患者さんのお体を不調から救い出し人生の質を高めるための「本気の対話」です。
代々受け継いできた治療家の魂と私が40年以上の歳月の中で培ってきたすべての知識、技術、そして全身全霊のエネルギーを注ぎ込んでいます。
使用する道具の品質からお迎えする空間の空気感、そして施術中の集中力に至るまで一切の妥協を許しません。
だからこそ私は自分の技術とご提供する時間に誇りと責任を持っています。
適正な価値を感じていただき納得して施術を受けていただくこと。
それが、患者さんの「本気で良くなりたい」というお気持ちに対するプロフェッショナルとしての最低限の誠意であり礼儀だと思うのです。
安売りをして数をこなし、一人ひとりへの集中力が途切れてしまうような施術をするくらいなら私はしっかりとした価値をお届けし、一期一会の時間を濃密に過ごしたい。
職人としてのこの「こだわり」だけは譲ることができません。
喜びも悩みも分かち合う人生の『からだ交差点』
振り返ってみると、行徳・妙典の地で歩んできた私の治療人生を支えてくださったのは間違いなく患者さんたちの笑顔と存在でした。
痛みが取れて「KEIさん、久しぶりにぐっすり眠れたよ!」「おかげで旅行に行けたの!」とパッと明るい笑顔を見せてくださる瞬間。
あの瞬間の快感といったらありません。
嬉しさのあまり心の中でガッツポーズをし密かに踊りだしそうになるくらいです(笑)
ときには施術ベッドの上で最近観た美味しいお店の話やお勧めの健康法、さらにはお互いの人生観について熱く語り合うこともあります。
「先生、この本面白いわよ」「それなら私はこのお茶をお勧めします!」なんて情報交換をしながら、ともに笑い時には一緒に知恵を絞る。
そんな温かい時間の積み重ねがあったからこそ私は人間として成長させていただきましたし今日まで迷うことなく大好きな鍼灸師の道を歩み続けることができました。
鍼灸院というのは、単に痛みを治すだけの場所ではありません。
からだを整え心をほぐし、明日からの人生をまた元気に歩み出すための「からだ交差点」なのだと感じています。
こんなにも人との温かなつながりを深く感じられる仕事に出会えたこと、そして素敵な患者さんたちに巡り会えたことは私の人生最大の幸福です。
あなたと出会える日を楽しみに
人生にはいろいろな波があります。
どうぞ鍼灸に頼ってください。
妥協のない本物の鍼灸施術と、ちょっとお喋り好きで温かい空間をご用意してあなたをお待ちしています。
あなたのからだが持つ底力を信じて私が全力で伴走いたします。
これからも一人ひとりの患者さんをかけがえのない存在として大切に抱きしめるように、この大好きな鍼灸の道をまっすぐに歩み続けてまいります。
どうぞ末永く、よろしくお願いいたします!
